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10月10日 (大隠太陽暦8月30日)  水曜日  曇り

このごろ、気になるテレビ新聞記事がやたら目につく。
映像は消えてしまうが、
活字は残っているので、
最近の新聞見出しから、拾ってみると

「小麦価格が高騰・年初から8割高」
「作物に異変・バテる牛」
「コメに障害、収量4割減の可能性」
「増産余力薄れ日本に打撃」「買い負け懸念・代替確保急ぐ」
「日本への輸入途絶も・価格上昇続く」
「気がつけばEU基準・崩れる日本の「食」安全神話」
「豪農業、今年も干ばつ深刻・国際需給に影響」

日経、朝日新聞、徳島新聞だけの最近1ヶ月の見出しだから、
発行されている全新聞から拾ったら、
この数倍にも!!
ボクもだいぶ拾いはぐったものもあるだろうし。

日本はコメをのぞいて
穀物をほとんどすべて輸入に依存しているから、
国際価格の高騰はすぐに、もろに影響をうける。
オーストラリアなどは
2年続いての干ばつで大幅収量減でも、
それは輸出しなければいいだけのこと。
農家には手厚い保証もあるし。

ここの拾い見出しのコンセプトは
一つは地球温暖化のこと、もう一つは穀物のバイオ転換、干ばつ、のこと。

「気がつけばEU基準・崩れる日本の「食」安全神話」という記事だけは、
食品の買い物をするとき、
裏の表示を確かめるように読む消費者がものすごく増えて、
「中国産はだめよね」「やはり国産が安心よ」
などと話しているのをよく聞くが、
「バカな消費者だなー」とボクはいつも思う。
中国産はよく知らないが、
EUや東南アジアの加工食品のほうが全部と言えないが、
安全基準は日本にくらべて100倍、200倍も高い。
それだけ日本のほうが安全でない!!!!!!

こんな消費者が大多数でいるあいだは、
日本の食品加工会社は安心して投資なしでもうけられる!!

畑は昨日の雨で、ぐちゃぐちゃ。
予定を変更して海へ釣りに行くも、風が強く、波もひどく、釣りにならない。すぐに帰ってきてしまった。

蟻の嗅覚に驚く。
朝、蜂蜜をすくって食べて、使用したスプーンを洗わないで放置していたら、夕方には大勢のアリさんが集まって、まるでアリの山。どんな遠くからやってきたのだろうか。それとも近くに常時偵察アリを配置していたのだろうか。

10月9日 (大隠太陽暦8月29日)  火曜日  雨

朝から恵みの雨。通りがかりの挨拶が
「雨ふらんかな」に数日前から替わっていた。
やっと挨拶でかわされていた希望が叶った!!
幸いにも稲刈りが終わったばかりの家々が多く、
しかもわが家周辺はコンバインではなくて、
バインダーで刈って、ハザがけしてしまっているので、
まあまあの安心では。

7日の日記に書いた傾聴が気にかかっている。
楠本さんは
「新聞の切り抜きだの、アルク(傾聴ボランテアのNPO法人)の講演趣旨などの印刷物を少しもっているんだけど・・・・・・・読んでいただけるなら、置いていこうか」
というので、置いていってもらっていた。

大藪さんという傾聴ボランテア経験者の活動感想文のなかに
「エンデのもも」とか、「キューブラー・ロスの死の瞬間」
からの引用もあって、
奥の深い仕事であることがたんたんと書かれていたからか、・・・・・・・・・。
「もも」は昔の愛読書で、
「あわわ」(徳島のタウン雑誌)からの依頼で
書評も掲載させていただいたこともあるし、
「死の瞬間」は医療関係者が研修中に読むべき
必読の書でもあると言われていて、
わが家にはいまだに置いてある。

主人公のももは女の子で、
彼女と話すとどんなに悩み、暗い気持ちになっている人でも、
たちどころに明るく元気になって癒されてしまうという不思議な女の子。
だがももは話を聴くだけで、
なんらの助言も与えない。
ただひたすらに聴くだけ。
そういう女の子がお金と時間に追われる現代社会を痛烈に批判する子供の・・・いや大人の童話・・だ。

傾聴ボランテアは、ひたすらももになりきるということのようだ。
傾聴ボランテアはまさにもも同様に聴く、聴く、聴く・・・・・・・・・・。
テレビ、ラジオ、新聞などの電話相談とは、
まったく次元が違う。
「聞く」と言うよりも「聴く」のだと大藪氏は書いている。
わかりやすくボク流に解釈すると
hearではなくてlisten toではないかと思う。(この英語どうかな????????だがわかりやすい?)

心に重荷を負うた人はその荷物を口から出して、
第三者に話すだけで、おろすことができる!!!

問題はその重荷を聴く側の忍耐力ではないだろうか。
心の問題は一朝一夕で片付く問題ではない。
そんな心の細い糸に触れる活動だなんて、
ものすごくこわく恐ろしく、難しい仕事ではないかとつくづく思う。

10月8日 (大隠太陽暦8月28日)  月曜日  晴

NPO法人元気やまかわネットワークの
季刊紙「元気になあれ」を一年ぶりに印刷。
中4回分が飛んでしまったことになる。

アメニテイセンターの新体制
山川は昔高野豆腐の産地だった!
11月のジャズフェスチバルに高越山中腹にあるツツジ公園にちなんだおとぎ話のジャズドラマ公演
などの記事。

登山ん仲間の柳沢さんが同級生で
福井県で小児科医院を経営しているお医者さんといっしょに来てくれた。
日曜日に剣山へ登山したのだそうだ。

だいぶ以前の徳島新聞「鳴潮」(朝日新聞の「天声人語」のような欄)に
「徳島は県外の人からみて魅力を感じられない県なのだろうか。
そんな思いを最近の二つのニュースから抱いた」
県が全国に大募集かけたふるさと体験ツアーへの応募者がゼロ!!(この日記にも書いた)
昨年6月ー8月の延べ宿泊者数が286200人で全国最下位!!(この数字には阿波踊りに多くの来県した人数を含んでいるので、ビックリするような低い数字)

ほとんど誰も来ない県と言えるほど。(ちょっと申し訳ない言い方だが)

だが新聞記事にはこういう悲惨な結果に対して
県の幹部がどのように反省しているかについては触れられていなかった。
ボクはボクなりに意見はあるのだが・・・・・・・・・・・・
ボクの知り合いの人たちは、県内で生まれ育ったにもかかわらず、
この原因をみんな知っていたが・・・・・・・・・・・
知らないのは県の役人だけ!!!!!!!!

ボクは関東から18年前にIターンで引っ越してきている人間だけに、
だいたいの理由はわかるのだが・・・・・・・・・・
大阪と名古屋から移住してきた人を知っているが、
だいたいボクと同じように考えているし・・・・・・

10月7日 (大隠太陽暦8月27日)  日曜日  快晴

昨日の夕方、阿南高専の一森先生が友人の谷さんという
ニュージーランドに在住して、
働きながらラグビー審判資格取得の修行をしている人と一緒にきてくれた。

ニュージーランドの話、博学な一森先生の話に花が咲いて、
10時過ぎまで楽しいおしゃべり。
アルコールもだいぶまわって、ボクはぐったり。
40歳台後半と30歳台後半の若者にはとうていスタミナはかなわない。
今日は

午前中、大豆畑の草抜きをしてもらう。
ボクは集落自治会の「道路掃除」へ。

お二人が帰って入れ替わりに、
英会話教室仲間の楠本さんが
傾聴ボランテア養成講座への参加呼びかけでおいでになった。
福祉、医療、教育の現場などで、患者さんやお年寄り、
児童生徒など援助を必要としている人々を訪問し、
そのさまざまな想いや言葉に耳を傾けることで、
共感と心のケアを共にする活動のことで、
そういうことをできる人を少しでも多く養成したいという趣旨の講座だという。
すでに長年にわたってこのような活動をしてきている楠本さんから、
始めた動機、
どんなことをしているのか、
などいろいろ聞いているうちに、
「非常に難しい活動で、とてもぼくみたいな未熟者にはできそうもない」という印象を受けた。

絶対に反論や質問をしないで、ただひたすら相手の話を聞く!!
強い忍耐力と、自制心、そして目の前で、話している内容がなんであれ、繰り返しの腹が立つような内容であれ、ただひたすらに聞く!!

こんな活動を粘り強く続けている
楠本さんを尊敬すると同時に、
とても自分にはできないと・・・・・・・・・・・・

徳島新聞の下段に小さく「ハスモンヨトウムシの大発生に注意。捕殺、薬剤散布で対策を」というような記事がでていた。
タイミングはものすごく遅い。いまや、最盛期。どうしようもないほどのはびこり様。大豆、ジャガイモは収穫ゼロかもしれないほど。

10月6日 (大隠太陽暦8月26日)  土曜日  快晴

朝から精米して、今年の新米をいただく。やはり新米は格別。
米関係の片付け仕事で、一日中費やす。
農作業というのは事前、事後が長く大変。
モミ袋、玄米袋、モミがら、機械の清掃、・・・・・・・・・
稲刈りそのものよりも疲れる。

カラカラの乾燥した快晴。
だが残暑云々といわれていた時期にくらべると格段の相違。
快晴で暑いようで、乾燥していて、
せいぜい27度程度。これが秋の典型的な気候なのだろうか。

醤油のこと。
普通に売られている本醸造ではない醤油には
3−mcpdという発がん性の化学物質が微量含まれていて、
その安全基準は、
日本では業界基準で1ppm、
euヨーロッパでは法律で0,02ppmなんだそうだ。
日本は200倍も甘い。
なぜ、これが問題かというと、
日本人は自国の安全基準が最高だと勘違いしていて、
「ラベルを見て、国産のものをなるべく買う」
という習慣が身に付いてしまっているからだ。

この日本の安全基準は世界でも飛び抜けて甘いために、
eu基準が一般的になっている東南アジアあたりでも、
現地企業に歯が立たない!!
実態は醤油だけでなく、
ほとんどの加工食品でeuよりはるかに安全でない。
もしかしたら、eu基準で生産している東南アジア製品のほうが、
安全かもしれないのだ。

国内のスーパーでは「国産」は勝っているが、
これはあくまでも国内だけ。
国際的には不安全基準!!
東南アジア諸国との競争にも負けている!!

無農薬の米や野菜にこだわるなら、
醤油をはじめとする、
加工食品や調味料の含有化学物質のことを
せめてeu並みにこだわらないと!!

自画自賛になるが、
わが家の醤油は自家製の天然醸造だから、3−mcpdとは無関係。
(資料は日経から)

10月5日 (大隠太陽暦8月25日)  金曜日  快晴

夕べから、さくら診療所の乾燥機で、もみ乾燥中。
今日の夕方になるとモミすりができそう。

昨夜は稲刈り・一段落で、ささやかな自分の気持ちだけのお祝いで、乾杯。
今小町の酒4合ビン、最近トライしている発泡酒で。
かも3日前から隔日の休肝日に入っていて、運良く昨日がその日。
だから今日は思いっきり飲んでやろうと!!!!
だが、悲しいかな、日頃の練習がたりないせいか、
発泡酒350CCと清酒1合だけで、へべれけ・・・・・・・・
情けないやら、悲しいやら。だが、これでいいのかな????????

連日の猛暑も少しずつ秋の気配に押されてきている。
晴れの空も、猛暑の空ではなく、天まで透き通るような秋晴れ。
夏の風物詩だった「茅すだれ」をはずす。
「あーあ、これで、季節外れの夏とはお別れ!」
裏の畑畦にはヒガンバナが咲き誇っているし、
柿もほんのすこし色づいて・・・・・・・・
昨日はサツマイモをもらってしまったし。
栗はなんどもいただいたが、なぜか「はずれ」ばかり。
やはりおいしい栗は高価なものを買わないとだめなんだろうか。

ジャガイモの土寄せ。

モミスリは昨年同様に、
小野さんになにからなにまで、やってもらってしまった。
260キロだけ玄米にして、あとはモミのまま持ち帰った。

20キロの重いモミ袋を40袋も持ったり運んだり。持ち上げたりしたので、腕がいたい。

10月4日 (大隠太陽暦8月24日)  目曜日  曇り

朝の7時半から稲刈り。
機械の調子は絶好調でまったくトラブルなしで、
9畝と5畝の田んぼの稲刈り・ウルチ米・が終わった。
夕方にいつもお世話になっているさくら診療所の小野さんにお願いして
乾燥のために夕方モミを持っていった。

こういう時に、本当に
「自分は地域の人たちに支えられて山川で暮らしているんだ!」
とつくづく感じる。
人は支え支えられ、支え合って生きているという言葉があるが、
そのとおりだ。

多分、明日の午前中には、モミスリができて、
わが家で精米すれば、
夜には新米を食べられるかもしれないのだ。
土曜日にはお客さんが3人も来るし、
振る舞うこともできかもしれない!!!!
こんなことが、百姓してると、すごい喜びになる!!

だが、非常に疲れた!!

昨日は休肝日だったので、夜は思いっきり酒を飲む。

ボクは変なこだわりがあって、
発泡酒やスーパードライはニセビールだから絶対に飲まない、
と決めていたが、
なぜか「そんなこだわりは、下司のこだわり」
という声がどこからか聞こえてきたので
「うまければいいや」ということで、
「かたっぱしから、発泡酒から、ニセビールを飲みまくっていた」

ここでいうニセビールとはアサヒスーパードライやキリンラガーのようにホップと麦芽以外のものを含んだすべての「ビール」のこと。

だから半月ほど前から、片っ端から発泡酒などを買って飲んでいる。
結構うまいのだ。
飲んでいて感じたが、ビールと区別がつかないほど!!
だから、稲刈りが終わったことを記念にする意味で
「4合1500円の今小町の酒と、発泡酒2本を買ってきて、思いっきり飲んだ。昨日休肝日にしていて本当によかった。

夕べ、いつもの英会話教室。
先生はイギリス人なんだが、アメリカ英語との違いを如実に感じる。
すごく違和感があるのだ。
イギリス英語といえば正統はのはず。
それだけ日本人はアメリカナイズされてしまったのだろうか。

ぼくが英語を学んだのは中学と高校の6年間だけ。あとはまっく英語の「英」の文字すら無関係の世界で暮らしてきて、
すでに齢70歳。
例えばHave you a pen?
とボクは習った。
だが、いまや、アメリカ英語の世の中で
Do you have a pen?
になっている。イギリスですらDo you have a pen?に。

ボクは1990年に徳島県にきて、
よせばいいのに塾の英語の先生をやってしまった。そのとき
Have you・・・・・・・・・・・・・
と言ってしまい、生徒からひんしゅくをかった。
英語の母国・イギリス人のデビットの発音に違和感を感じてしまう・・という自分を感じながら、言葉の歴史的変遷を実感する今日この頃。

10月3日 (大隠太陽暦8月23日)  水曜日  曇り

朝早く、さくら診療所の倉庫からコンバインを受け取ってきて、
餅米の稲刈り。
たった、3畝の狭い田圃なのに、
なんと1時から5時までもかかった。4時間だ!!

鳥取大学の農学部は農民の労働時間を計測し、
米その他農産物の原価計算をしていたのを聞いたことがある。
現在もしているかどうか知らないが。

今日のボクの稲刈り限定の労働を考えてみた。
朝、7時半にコンバインをとりにいき、
軽トラに積載して帰ってくる。時間はおよそ30分、
すぐに田んぼへ行き、
畦の崩れや水漏れを防ぐために周囲にめぐらせてある
畦波というプラスチックの波板(幅50センチぐらい)をはがす作業。
土に5−10センチほど埋めてあるので、
丁寧に抜いて、どろを手で拭って巻き取る。
約50メートルの長さだから、
巻いてひもでゆわえて、持ち帰る。
合計5本以上もあるので、
作業に要した時間は3時間半。
ついでに周囲の草も抜く。
午前11時半、早めだが午後の刈り取り作業の準備のために早めに昼食。

1時に田んぼに着いて、
コンバインが最初に入るあたりの稲を鎌で手刈り。
20分ぐらい。
そして、コンバインを家から運転して田んぼに入って本番作業。
5時に刈り終わってからモミを軽トラで運んできて、
乾燥機にいれて、モーターにスイッチ。

と、まあ、こんな具合の鳥取大学の労働時間計算を見たことがある。

だから、日記で「今日稲刈りした。たった3畝(100坪)なのに4時間」と書くと、狭い田圃なのに、なにそんなにゆっくりやってんだよ!!
と言われそうだが、
稲刈りにいたる前の作業、
そして刈り終わった後の作業を含めると、
なんと7時半から夜の5時半まで、かかったことになる!!

わが家から3軒目の岸さんが言っていた。
兼業農家が一番原価の高いメシを食っている!!!!!!!


乗用で乗って運転してる作業なのに、妙に疲れる、
こうしてキーを打っていても、
隣のキーに触ってしまうことしばしば。
やはり年なのかな??

明日はウルチの稲刈りだ。今日の4倍の面積だから、一日でおわるだろうか?

10月2日 (大隠太陽暦8月22日)  火曜日  晴れ

しまなみ海道の時の写真がなんとかアップできるようになった。
パソコンソフトが代わり、
カメラがオリンパスからキャノンに代わっただけで、
ボクは操作を覚えるまでだいたい半月はかかる。
62歳からのパソコンではしょうがないのかな。もう70歳だし。

参加者6000人の一部写真

有名な多々羅大橋を下から見上げる写真

わが家の目の前の田んぼにイノシシよけのトタン板が張られていた。
こんなところにまでイノシシがくる訳がないので、
隣の人と「なんでだろうか」などと話していたが、
その田んぼの奥さんに会ったので、
聞いてみたら
「知ってる?このすぐ下の田んぼ、豆成さんとこの休耕田、イノシシの足跡でメチャメチャやられているじゃない。だから、ここは近いし、予防で張ったのよ」だって!!!!!!

この田んぼはわが家の入り口のところ。
ここにイノシシがくるということは、
わが家の庭にも当然くるかも????????という至近距離。

先月22日の日記で、
わが家の田んぼが一部踏みつぶされたが、
この田んぼは、豆成さんの休耕田から崖を駆け上がれば、
すぐそこ、という場所。
いづれ、このあたりで稲作が不可能になるのかな??
なんて考えてしまう。

ハスモンヨトウムシの大発生を書いたが、
この大発生はただものではない。
もしかして、大豆は収量ゼロ、を予感させるほど。
枝豆として食べられる日が近いので、
あちこち見てまわったが、被害はそうとなもの!!!!!

大根の間引きをしたが、
青虫なら常連でなんとも思わないが、
ハスモンヨトウムシは大根の葉にもたくさんいた!!!!!!!

普段は食いにこないミニトマトにも・・・・・・・・・・。


帰園田居26回目

ニワトリを飼うと、おもしろいことイッパイ
「脱サラ百姓はまずニワトリを飼うべし」というなかば鉄則みたいなものが、わたしの就農当時はあったんですよ。野菜類はうまくできないこともあるし、営業で歩きまわらないとお金にならない場合があるし、お金になったとしてもたいした金額にならないので、ニワトリは死なせてしまわない限り、高い確率でタマゴを産んでくれて、暮らしてけるだけのお金になるから、という理由で。ニワトリは雛からわずか5ヶ月ぐらいでタマゴを産み始めるからです。たしか、わたしと相前後して脱サラ就農した人はほとんど全員ニワトリを飼ったのではないでしょうか。ごたぶんにもれずわたしも飼いました。だが、徳島新聞、四国放送、NHK徳島などの取材のおかげで、野菜がはじめて収穫できた時から、野菜を宅配便で買っていただけるお客さんがたくさんできてしまいましたので、最小限の四〇羽だけでしたけど。
と、いって普通の養鶏業者のように1羽1羽を針金のケージにいれて飼うのでは、「特徴のない」のタマゴになってしまうので、いわゆる「放し飼い」または「平飼い」ということで、比較的広い小屋を作り、土の上で、エサは自家配合の粗飼料を与え、しかも赤茶色のニワトリで、タマゴも赤茶色というものでした。付加価値がついて1個40−50円で売れていましたので、不安定な脱サラ農業の暮らしを助けるおおきな要素になって、これで農業が軌道に乗った人は大勢いるんですよ。そのくらい新米百姓にとってニワトリは大事な存在なんです。
いやいや、タマゴだけではありませんよ。肉もカシワ肉として売れたのです。いまや「おれたちゃ、昔はずいぶんニワトリ捌いたもんだ」なんて自慢する農家のお年よりですら、「そんなら、捌き方教えて」なんていうと「いやー、もうとてもできねーよ」と目をそむけてしまうような世の中になってしまいました。ところが、わたしが知っているかぎり、元サラリーマンの脱サラ百姓の多くは現役の「ニワトリ捌き人」なんです。わたしもですが。近所の30歳ぐらいの若い女性百姓のSさんですら、教えたら嫌がりもせずやりましたから。

10月1日 (大隠太陽暦8月21日)  月曜日   曇り

あーあ、もう10月だ!!!
暦の上では8月で秋たけなわというところだが、
新暦だと10月!

やっぱりくたびれたのか、一日中ボーツとしていた。
足指の皮膚が剥けた場所が痛むからかも。
市役所主催の「金婚式を迎えた夫婦のお祝い」イベントのときに、
アメニテイセンターで受け取った祝電を
主催者(市役所)に渡すのを忘れたとかで、
責任上、事務局といっしょに担当課長のところへ誤りにいく。
責任者はこういうときにツライ。

大豆の葉っぱの白い部分がドンドン増えていく。
ハスモンヨトウムシが大発生していて、
猛烈な勢いで葉っぱを食べまくっているからだ。
もうすぐ「枝豆」の旬になるのだが・・・・・・・・・・・。

またササゲもカメムシの猛攻撃に息もたえだえ。
カメムシは触ったり、つぶしたりしないかぎり、
悪臭を放つものではないが、
ササゲ蔓の4メートルあたりに近づいただけで、
あの特有の異臭がただよう。たまったものではない。

ともに猛暑、秋の到来の遅れが最大の原因だ!と
ラジオで誰かが言っていた。
このまま暑さが続いて暖冬のまま正月を迎えたりすると、
ハスモンヨトウムシは寒さに弱いのに、
生きたまま越冬するとも。
本当に恐ろしい自然になってしまった。
サツマイモの葉っぱもボロボロに食われてしまったし。
こんなことも地球温暖化の影響なのだろうか。

ハスモンヨトウムシの写真

秋の到来といえば、
ヒガンバナ(マンジュシャゲ)が最盛期。
わが家の畑畦を美しく鮮やかな赤で飾ってくれている。

ヒガンバナの写真

今日も、電話で話している時に、
出版編集者から
「この作品にはすごい筆力がありますね」と言われた。
(文章表現力に力がありますね、という意味)
ボクはいろいろ書いたものを批評される時に
「筆力がありますね」とプロの編集者から言われた時が一番うれしい。
本の出版をしてもらえようになる以前は
「筆力」という文字は知らなかった。
ところが最初の本原稿を書いた直後から、
ボクの原稿にタッチしてくれた編集者のうち、
一人をのぞく編集者からこのように言われて、
まるで「豚もほめれば木に登る」という心境になっている。
「人はほめて育てる」という格言もどきがあるが、
まさにそのとおりだと実感している。
だが、「筆力がありますね」という褒め言葉は、
「素人向け」「新人向け」「売れていない作家向け」
の褒め言葉であって、
いくら間違っても瀬戸内寂聴さんみたいな一流作家には口が曲がっても言える言葉ではない。
まあ、その程度の扱いだという、
自分の立場を認識させられる瞬間でもあるのだが。