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6月29日 (大隠太陽暦5月15日)  木曜日  曇り  雨  猛暑

これといった仕事もなく、
田んぼの水口のはけ口の調整板の修理をしたり、
インゲン、ナス、キュウリに用水堀から水を引き入れたり、

昼間の強烈な暑さが、
4時頃一転してにわかにかき曇り、大雨。にわか雨だろうか。

せっかく畑に溝を作って水入れしたというのに、
雨とは・・・・・・・もうすこし早く降ってくれればいいものを。

畑の路地にはミニトマト、ハウスにはトマトとわけて定植したのに、
ハウスのトマトはなぜか全部ミニトマト!!!!!!!
タネを間違えたのか、交配してミニになってしまったのか。
長年自家採種してきたトロビックトマトが途絶えてしまったわけだ。
だから今年はミニばかりで、普通サイズのトマトがない!!!!!!!

帰園田居  11回目

虫喰い野菜は市場では扱ってもらえない、直売所もなかった頃なので、どうしても自分自身で売りに歩くとか、自分でお客さんを探して宅配便で送るとかしないとダメという状態で、やむなくとった販売方法だったのですが、この方法は普通の農家のやり方とは逆の販売方法でもあったのです。
主流になっている農産物販売方法は市場が決めるというか、問屋というか中継業者が決めた規格(太さや長さ、見た目など)に合ったもののみが出荷できるというシステムで、「買い手主導」なのですが、わたしの方法は、できてしまった野菜を買って頂くので「売り手主導」ということになります。
最近では「曲がったキュウリ、ダイコン」なども一部の市場では売れるようになりつつありますが、わたしの場合は「曲がったキュウリ、ダイコン」だけでなく、虫喰いのハクサイやキャベツも「無農薬の証」として喜ばれたのでした。
段ボールに一〇種類前後の虫喰い野菜(全部ではなくて、虫喰いは一部だが)を詰めて、なんらの説明なしに送ったのではお客さんに「嫌なら辞めてもいいですよ」と言っているようなものですから、「百姓である自分自身を売込む」ための、いろいろなことをしました。
畑作り、土作り、タネ蒔きから始まって成育過程のこと、肥料のことなど直接的な野菜やコメのことばかりではなく、畑の周囲にはたくさんの小鳥たちが・・・・・・、時々タヌキも庭にやってきます・・・・・・・・、ニンジンにこんな虫がきて葉っぱを食べて・・・・・・・・、ハクサイにヨトウムシがきて、・・・・・・・・・、キュウリにウリハムシがきて・・・・・・・などと、農産物を栽培する場所というだけでなく、生きものたちの暮らしの場所でもあり、そこでわたしがどのように彼らと対峙したり、共存してるかなど、書いている自分も楽しくなるようなことがらも含めて、そんな百姓通信をかならず段ボールに入れるようにしていました。さらに、自分の趣味やどこそこへ旅をしてきたなども書きそえました。新種の野菜を送った時には、野菜の由来や特徴、調理法も書きました。楽しみながら農作業をやっている姿を想像してもらえるような、そんな内容を心がけたのです。都会の消費者に農業、野菜、環境、生き者たち、すべてを感じ取ってもらえるような、そんな内容を、自分の心の動くままに書いて送り続けていたのです。

6月28日 (大隠太陽暦5月14日)  木曜日  曇り  雨

朝6時頃の天気予報では「午前中は曇り、午後は晴」だったのですが、
午前中曇りはあたっていたけど、
午後はものすごいにわか雨。
30分ぐらいで止んでしまい小雨、
そして晴。蒸し暑くなった、という調子。

畑には入ることができず、予定していた草抜きは中止。

懐かしい人から「ソバ粉が1キロほど、手にはいったので、
ソバ打ちを教えてもらえないか」と。
もちろん、返事は「OK」
ここのところ3ヶ月ほどやっていないので、その日に備えて練習しなくちゃ。

帰園田居  10回目

「自然食通信」という季刊雑誌へは毎号投稿しましたし、読売新聞、朝日新聞などの大手新聞の読書欄に頻繁に投書したり、「田舎暮らしの本」という月刊雑誌にも毎号のように掲載してもらいました。内容は「脱サラして百姓始めました。無農薬・無化学肥料の野菜作りです。毎日が充実の日々です」というような内容でした。時には「出荷できるようになりましたら、宅配で送りますから、買ってください」というようなものもありましたし、「わたしは無農薬・無化学肥料で野菜を育てています」と威張ったようなものもありました。
投稿していて驚いたのは、掲載されるたびに、読者から四通も五通も「頑張ってください」「販売できる野菜ができたら、ぜひ買わせてください」「お宅を一度訪問したいです」など、感激するような手紙が必ず送られてきたことでした。そんな手紙が届くと涙がでるほど嬉しかったのです。
百姓はじめて三〜四ヶ月目には野菜の出荷が本格的にできるようになり、こうして連絡をくださったみなさんが、快く野菜の購入者になってくれたのです。本当にありがたく思いました。デビューを飾ってくださったわけですから、いまでも当初のお客様への感謝の気持ちは忘れられません。その方々のおかげで各家庭に宣伝チラシ配ったり、曳き売りをしないですんだのでしたから。

ところが「百姓である自分自身を売込む」というマスコミへの投書は、野菜販売以外で、思わぬ副産物に恵まれたのでした。新しい人間関係というか、人と人との交流というか、そんな新しい交流が生まれるキッカケになったのです。思いがけない地域から思いがけない電話がきたり、訪問者があらわれたりしたのです。そのために、わたしはいまもって、そんな人々に囲まれて暮らしているといっても過言ではないのです。
そして、ある程度名前が知られてくると、いろいろな雑誌、新聞、テレビ、ラジオからの取材が増えてきました。こういうのを相乗効果と言うのでしょうか、さらに野菜を買っていただけるお客さんは増えたのでした。
「百姓である自分自身を売込む」などと、すごくいやらしいことのように聞こえますが、このようなことでしたら許していただけるのではないでしょうか。

6月27日 (大隠太陽暦5月13日)  水曜日  晴  猛暑

お隣の五十嵐さんに英訳してもらった手紙をメールしたら、
もう返事がきました。
あちらのNHKは役人らしくないですね。
これはこちらからメールしたもの。
Dear Author,
My name is TOMOYOSHI IMAZEKI of the Japanese national who was interviewed by Ms. Ellen Stube for the publication of Fall/2007 issue, Organic.
Since then, I have contacted one of my friends who is a reporter of the Tokushima News Paper and explained about being interviewed by your journal and an article was also published in the paper. The Tokushima prefecture (province) is one of 4 main islands of Japan (Hokkaido, Honshu, Shikoku, and Kyushu) which is located in the Shikoku Island.

Its population is approximately 800,000. and Japan's population is 120,000,000; thus, Shikoku has the relatively small population. But Shikoku does provide foods to much larger urban cities such as Osaka as well as the western part of Japan. So we can say that the Shikoku in fact is characterized as the agricultural island pf Japan.
As you had published an article about my way of farming, since 1990 in Tokushima, I have been in "organic farming".
The proportion of organic farming is still small as it counts only about 1% of all other farming in Japan. However, I have observed its increase as the Organic Farming Promotion Laws was enacted in 2006.
With my personal background as a farmer, I have published 8 books since 1999, and because of my work on these pieces, I do have many friends who are in organic farming in Japan. Under this circumstance, is it possible for you to provide me with another chance to publish an article on "Organic", introducing the methods used by these farmers in Japan.
By doing so, I just wish that somehow the more interactions of information on organic farming between Australia and Japan would be enhanced.

In Japan, as you are aware, due to high humidity and relatively higher temperature, we have crop damages from insects, but farmers like me and friends are trying our best, using our instincts and wisdoms and still avoid from using fertilizer and insecticides. I would assume that many readers of your magazine may be interested in such ways we use in Japan which will again contribute to the interaction of information among all English reading farmers all over the world.

As you magazine is published quarterly, it would be wonderful if I can continue to send you some articles in English through email.

I should be able to provide you my writing in accordance with your specification together with photographs.

If you could kindly consider my suggestions, I would appreciate very much.

I await for your reply.

Yours sincerely,

日本語の文章
はじめて、おたよりさせていただきます。
オーガニック  2007/秋号にEllen Stubeさん取材で紹介記事を掲載していただきました、日本在住の今関知良です。
知り合いの徳島新聞記者に、掲載された旨、お話ししましたら、すぐに記事を書いてくれて、新聞記事になりました。徳島県は、日本の北海道、本州、四国、九州の主な4島でなりたっているうちの、四国にある県です。人口約80万人。日本の総人口は1億2000万ですから、比較的小さな県です。日本の西部地区の大都市・大阪などの食料を賄っていますので、農業生産量は大きく、巨大な農業県です。
記事に紹介されているような経過で1990年からこの地に住んで、有機農業を営んでおります。
日本の有機農業はまだまだ小さくて、全農産物のうち1%ぐらいです。
しかし、最近有機農業推進法(2006年)という法律ができて、しだいに増加していく傾向にあります。

わたしは農業のかたわら、99年以来、8冊の本を執筆刊行している関係で、多くの有機農業従事者に知人がおりますので、オーガニック誌上に「日本で有機農業してる人のやり方紹介」というような内容での記事を掲載させていただけないでしょうか。

日本の有機農業と貴国の草の根交流が少しでもできれば、いいな、と思っております。
日本は高温多湿で農作物の病虫害被害がひどいのですが、有機農業の人たちは日夜工夫をこらして、農薬、化学肥料を使わない農業に精をだしている現状を掲載していただくことによって、交流が生まれれば幸いだと思っております
オーガニックは季刊の雑誌だと思われますので、自由に取材はさせていただき、英文でメール送信するということではいかがでしょうか。

文字量はEllenの文字量に相当する程度で・・・・・・・・・
写真も数枚は用意できますが。

ご返事、お待ちしております。

以下はあちらから来た返事。
まあ、内容は、次号は編集終わってしまったので、次の分になりそうですが、どうするか、追ってご返事します、とのこと?????????。多分???????
Dear Mr Imazeki, thank you for sending me this message and the offer of articles. I am just finishing an issue of our magazine and next week will be able to respond more fully.

best wishes
Steve Payne
Editor
Organic Gardener
PO Box 605
The Channon NSW 2480
Australia

ステイブペインさんという人が編集長みたい??????????

もし、書いてください、なんてきたら、本当にうれしい!!!!!!!

6月26日 (大隠太陽暦5月12日)  火曜日  晴  猛暑

昨日、お願いした日本語から英文への翻訳が、
もう訳されてメールしてくれた。
あまりのスピードにびっくり。
日本語よりも英語のほうが堪能の人だから当然といえば当然ながら、
日本人なのに・・・・・あまりにもすごすぎる。
挨拶文とはいえ、決して短くない文章なのに。

日曜日に舞台裏作業で疲れたらしく、今日は身体がだるい。
暑さも関係あるとおもうが、腰から下だから・・・・・・・・。

先日仕込んだ納豆は失敗だった。
匂いが違う。
何となくゴミ臭かったから。
そして臭気を飛ばすために一日だけ放置しておいたら、
糸が切れていて、腐敗している感じ。畑に捨てた。
ニワトリにやったらと言われたが、
失敗納豆は毒なので、それはちょっと。
暑さを甘くみて、
湯たんぽ80度、
納豆菌を混ぜた豆が50度ぐらいになっていたからだろうと思う。
成功したときは湯たんぽ80度は同じだが、
豆の温度は60度だった。
納豆菌が働くのは38度だから、
湯たんぽと布団という原始的方法だと50度は低すぎたのだろうと思う。
豆の損失は600g、できあがり失敗納豆は1200gだった。(納豆にすると2倍に増える。また目的の乾燥納豆にすると500gになる)

キュウリ、トウガラシ、そのたの周辺草を手で抜く作業。
熱い中でのしゃがんでの作業はつかれる。

帰園田居  9回目

三)野菜の販売先つくり

農薬と化学肥料は使わないで百姓しようと心に決めていましので、「どうようにしたら虫喰いだらけの野菜を買ってもらえるだろうか」がすごく心配でした。いろんな雑誌を読んだり、いろんな人の話を聞いたりしてあみだした販売方法は次のようなものでした。

*虫喰いの有機野菜は市場ではぜったいに売れないだろうから、
*無農薬・無化学肥料栽培を支持してくれる個人のお客さんを自分で探さないといけない、
*野菜を軽トラックに積んで、住宅地などへ曳き売りに行くとか、チラシ配りをしないといけないのだが、 農作業はああまりにも忙しくて、そんな時間もない、今関さんの野菜を食べたいというお客さんがわた しのところへ注文してくれるような存在になる必要がある、
*そのためには「百姓である自分自身を売込む」、つまり自分が有名にならないとダメだ、
*「百姓である自分自身を売込む」ためには、関連している雑誌、新聞などに頻繁に投稿したり、マスコ ミの取材を積極的に受けたりして、「わたしはこうい野菜を作っていますよ」と全国的に知ってもらわ なければ、売れないのではないか・・・・・・
*野菜を送る手段は近くだったら配達でもいいが、基本的には宅配便がいい、
*だが、お客さんができても、それで安心していたら、いつかは止められてしまうかもしれないから、
 たえず、自分の田んぼや畑、野菜、料理法などの情報発信というか、ニュースを発行しつづけなければ、 ポシャってしまうだろう、
という恐ろしいというか、気が遠くなるような「わたしの有機農産物販売方法」を多くの先輩たちから伝授されたのでした。

現在では、当時とは大分状況が変化してしてきているので多少は違っていると思いますが、小規模でコツコツやっている有機農業でしたら、基本的には同じような方法が踏襲されているのではないでしょうか。七反や八反の農地ではスーパーへ一括納入させていただけませんか、などとお願いしても相手にもされないという現実があるのですから。
このような気遠くなるような販売方針については「個人のお客さんを対象にするなら、これっかないかな」と友人たちも言う。そして「このやりかた」を忠実に実践し始めたのです。

6月25日 (大隠太陽暦5月11日)  月曜日  晴  猛暑

23日土曜日は、田中さんと連れ立って、釣りに。
吉野川河口の小松海岸へ。
キスを狙ったが、まったくお魚がいない。
3時前に諦めて帰る。
周辺で釣っていた人もみんなボウズ。
天候もよく、風もないでいたのに、本当に残念。
田中さん宅で、釣れてくれない魚への恨み節・・・・・・・
昨年12月以来の釣りで、今年度初回から〇敗で、がっかりし、
ふてくされて、酒のんで早寝。

26日はNPO法人げんき山川ネットワーク主催で、
指定管理しているアメニテイホールで
町内の各種音楽的サークルの合同発表会があり、
ボクは裏方の仕事で一日中。
たち仕事ばかりで、クーラーがはいっているためか、
しばしば足がしびれ、とんでもない一日になってしまった。
2−3分も立っていられず、
なんどもしゃがみこんでの足もみ。

10時集合で参じ、終了が6時と、
へとへとに疲れてしまう。
田植えで田んぼの中を歩いて数え切れないほど歩行した時よりも
はるかに疲れてしまう。
やはり、座骨神経痛の痛みが、
疲れを助長したのだろうか。

演目は
踊り、ギター、詩吟、民謡、ロック、手品、大正琴、太鼓、オカリナなどもりたくさん。
この日も疲れて9時には眠ってしまう。

そして今日だが、2日のもぎっていないインゲン、キュウリ、ナスなどがいっぱい。
草も生えまくって、手での草抜き。田んぼへの水入れ。

11時ごろに、県フレアの人が来て、
7月講演のプロジェクターの写真の選定。
またボクのほうからも講演の内容についての案分をおわたしした。
パワーポイントでプロジェクターの映像を作ってくれるということなので、ボクも熱が入ってきた。
とにかくいいものを作って欲しい。

夕方純子ちゃん夫妻が来て雑談。

原田の幸ちゃんところへ、
わが家の掘りたてジャガイモをもっていく。
味についてどう感想をいただけるか????????

オーストラリアのABC(日本でいうとNHKみたいな感じの放送局・Australian Boadcasting Corporation)が
季刊で刊行している雑誌・Organicに
日本の有機農業農家の紹介記事を書くから、
掲載してもらえないか、
という手紙を書く。
ボクは英文はダメなので、
五十嵐さんというお隣の人に頼む。
彼アメリカで高校、大学、大学院をでているので
日本語よりも英語のほうがいいという人。
拙いボクの日本語でもちゃんと通用する英文にしてくれること間違いないので、お願いした。

日本はオーストラリアとの貿易関係では
世界でもっとも重要な国。
だが経済ばかりで草の根の交流はあまりないように思う。
日本人の観光客は少なくないが、
ほとんど全部が東部海岸地帯で遊んで、ゴルフだけの関係。
商社マンの交流としては貿易取引なので、
農業ではなくてできあがった農産品の取引。
なんとか農業にかぎる必要はないが、
ボクとしては農業とかWWOOFでもいいから、
交流が進めばいいなと願望している。
知人が南オーストラリアで
豪日協会などにも関係しているので、
その一助になればと思う。
またオーストラリア人に
日本人がどんな有機農業をやっているのかも知ってもらう必要があると思っている。
あちらの普通の人たちは日本を殆ど知らない!!!!!から。

6月22日 (大隠太陽暦5月8日)  金曜日 雨  曇り

昼前には雨が、、というので、朝飯食ってすぐに、
ジャガイモ掘り、
そして昨日採り忘れたインゲンもぎり。

ジャガイモは予想通りすごい。
9時頃には雨が降り始めたので、
半分ぐらいしか掘れなかったが、
一株平均で大きくて、すべしべした美しい肌ばかりが、
10−11個も。
このタネイモは、自家採種で、
今年で6年になるだろうか。
春と秋と二回もお世話になっているので
11回も作り続けたことになる。

いわゆる「ジャガイモタネの常識」では、
2−3年ごとにタネイモは買い換えないと、
しだいに粒が小さくなってしまうことになっているが、
それはウソの常識だということが証明されたことになる。
たね屋の陰謀で生まれた常識!!!!!!!!
というよりも、タネ屋が売っているタネがそういうようになるように操作されたタネかも知れないが。
ボクのタネはたね屋から買ったタネイモではないし。

たったの5個だが、
コンニャクが、なぜかぐんぐん大きく生長してきた。
ヘビの胴体みたいな茎なので気持ちが悪いが、
ピンと立った姿勢はかっこいい。
コンニャクは3−4年目が収穫時などと言われていて、
秋になって茎の部分が枯れたら、
地下の実を掘りだして保管し、
翌年の春にまた植えて・・・・・・を3回もくりかえさないと、大きな実にならないと言われている。だから今大きく茎が伸びても、秋には枯れ、また掘りだして、保存、春に植える・・・・・・・というようになる。

帰園田居  8回目

二ヶ月ほどして、ナスもトマトもシシトウも実ってくれました。小さなタネ粒からこんなに大きく生長して、そして美味しそうな実をつけてくれ、初めて口にしたときの感動は今でも忘れません。人生五〇ウン年、百姓仕事などやったことがなくて、無経験でヘタクソな作り方でしたのに、彼らはきちんと実をつけてくれたのでした。いや「ヘタクソな作り方で」というよりも、野菜たち自身の生きる力が土と太陽と雨と、適当な有機肥料の力で自力で育って、わたしたちに果実を作ってくれたと思わざるをえませんでした。この感動は、都会暮らしでスーパーで野菜を買って食べているだけの時には、まったく考えも及ばなかったことでした。
「血と汗」がしみ込んだナスもトマトも、キュウリもことのほか美味しかったのです。まさに至福の一時というか、最高のご馳走というか、「オレは幸せイッパイの人生を始めたんだ!」と実感しました。他人が食べたら「普通だ」と言われるかもしれませんが、自分で作ったという「しあわせ感」はなにものにもかえがたいものなのでした。同時に、まったくド素人のわたしが作ったやさいなので、美味しいわけがない!だけどなんでこんなにも美味しいのだろうか?なんて考えてしまい、「もしかしたら、わたしが作った、栽培したのではなくて、野菜たちが勝手に育ってくれたのかもしれない。そんなら、オレが作ったなんていうと失礼だ、タネを土に戻してあげただけで、あとは彼らが自力で育ったんだ、きっと」という気持ちになってしまったのです。

6月21日 (大隠太陽暦5月7日)  木曜日   晴  暑い

ツバメが巣を作ってくれるのは
「福をもたらしてくれる」なんていう誰が作ったか知らないが、・・・・・・・・・。
わが家の倉庫に狙いを定めた一族がきて、
たぶん5−6羽、泥と枯れた草の茎などを運んできて、
柱にのり付けしはじめていた。
福だかなんだかしらないが、
不思議なものでいったん巣をつくられてしまって、
タマゴでも産み落とされてしまったら、
巣を壊したり、タマゴを潰したりなど、心情的にできない。
だから作らせないようにしなければならないと、
ゴミみたいにあったネットを張り巡らせたが、
その隙間から入り込まれて、
どんどん泥が増えてきてしまった。
鉄のヘラでそぎ落とし、
なんども抵抗を試みたが、こっちは一人、
向こうは複数・・・・・・・・

とうとうやり切れなくなって、
ひまわり農産市当番の帰りに
100円ショップに寄ってネットを買ってきた。
そしたら、抗議のデモンストレーションなのか、
すぐ横の電線に関係してるすべてのツバメなのか?勢ぞろいして、
チュウチュウ、チンチン・・・・・
泣き叫ぶではないか・・・・・・・・・・
だが、この抗議デモンストレーションは数分で終わり、
どこかへ飛び去った。

このネット3メートル2メートルもあって100円。

ひまわり農産市が7月から営業時間を2時間延長し、
午後6時までにするとのこと。
当然当番さんも6時まで。だが、
2時からということなので、実労働は変わらないが、夕方が遅い・・・・・・・・・・

午前中の当番は12時までで変化がないので、
12時から2時までは当番なしということのようだ。
この時間帯はお客さんがほとんどいないし。

夕べ、NPO法人げんき山川ネットワークが管理している
「アメニテイホール」の管理者になった人と、
去った人との歓送迎会。
簡易保険が経営していた施設だったが、
大阪の「油屋」という会社が新たに引き受けていた

「去る」側の五十嵐さんが、
英文翻訳を快く引きうけてくれた。
今年の春号にボクが紹介されていた
オーストラリアのオーガニック雑誌に
日本の有機農業農家の紹介記事を
ボクが英文で書いて投稿し、
連載して欲しいとの提案をするつもりで、
日本人の英語の先生にあたってみたが、
みんなことわれれていた。
彼なら、日本語よりも英語が得意の人だから安心。
8月からカンボジアに行ってしまうが、
メールでやり取りしてくれることになり、ばっちり。
すぐにでも提案文を送るつもり。

アメニテイホールの管理業務をしてくれる若い女性が、
たまたま作家志望だとのこと。すごく楽しみ。

同窓会の時に「ボクはいじめられっこ」(05年刊行)に
「さっちゃん」として登場する飯島さとちゃんに、
その時に本をあげておいたが、
一気に読んでしまったと電話をくれた。
「おひまじ」その他、当時のことを思い出してしまったと感動の電話だった。
大勢集まった同窓生の中で、
さとちゃんのおかあさんと
「くにちゃん」として登場する岩戸邦雄のおかあさんには、
ひとかたならぬお世話になったことにたいし、
その場で遅ればせながら54年ぶりだけど、お礼をしたのだった。

瀬戸内寂聴の「秘花」の中で
「男時、女時」という表現が何度も使われていたが、
今年のボクは「男時」になったのではないかと思えるようなことが頻繁に起こっている。
昨年はどうみても「女時」だったから。